東京五輪・パラリンピックで開閉会式の企画や演出で総合統括を務めていたクリエイティブディレクターの佐々木宏さん。
しかし、出演予定者の渡辺直美さんに対し、差別的な演出を提案していたことが大きな問題になりました。
佐々木宏さんは広告代理店の大手『電通』出身で、数々のCM作品を生み出してきた日本屈指のCMクリエイターです。
今回は、佐々木宏さんの経歴・学歴・年収・CM作品など、詳しく調べてみました。
佐々木宏(元電通マン)の経歴・学歴は?
佐々木宏のプロフィール
佐々木宏の経歴
佐々木宏さんは大卒で、1977年に大手広告代理店の『電通』に入社。
入社当時は、新聞雑誌局に6年間勤務していましたが、28歳の時にクリエーティブ局に転属してからは、コピーライターとして働いていたそうです。
その後、30代半ばでテレビCMに関わり、20年にわたり数多くの作品を手掛けています。
コピーライター、クリエーティブディレクター、クリエーティブ局長職と活躍をされ、2003年に独立し、「シンガタ」という会社を設立。
その後は、企業イメージや商品イメージのブランディングをはじめ、多くの広告作品に携わってきました。
しかし、2019年3月に電通100%出資の子会社『シンガタ』を卒業されて『連』を立ち上げています。
65歳を目前にして、引退や人生の第2ステージという言葉が思い浮かびました。でも、やっぱり僕は広告が好きで、広告の仕事は続けたいという気持ちが強くありました。一方で、リオ五輪閉会式でのフラッグハンドオーバーセレモニーのプロジェクトが自分の中で大きな転機になりました。それ以降、広告以外の才能やセンスを持った人たちと仕事をすることが増えて、イベントなどライブの仕事の面白さを感じるようになったんです。で、その時に思い出したんです …
引用元:https://mag.sendenkaigi.com/
シンガタを卒業した理由は、ひとつの区切りをつけたかったというこで、AKBを見習って卒業という形をとられたそうです。
佐々木宏の学歴
佐々木宏さんは熊本県八代市出身ですが、高校は東京都立小石川高等学校を卒業して、慶應義塾大学法学部政治学科に入学しています。
東京都立小石川高等学校は、東京都文京区にある中高一貫校。
中学受験の偏差値は上昇傾向にあり、偏差値は『65』と、都立の中高一貫校の最難関校と言われています。
小石川高等学校は、偏差値71で全国偏差値ランキング111位 / 4321校 、東京都偏差値ランキング22位 / 374校になります。
佐々木宏さんが、中学校から東京都立小石川中等教育学校に通われていたかは分かりませんでしたが、中学2年生の時に父親を亡くす悲しい思い出があったそうです。
「僕はあまのじゃくだ。原因は中学2年の時にさかのぼる。父親の仕事の関係で転校を重ねたが、北海道から東京に出てきた時に父親が亡くなった。家に帰ると母親が泣いていて、父親の死を伝えられた。勇気がなくて、すぐに父親の顔を見ることができず、一度自分の部屋で深呼吸した。鏡に映る顔は白かったが、ニコッと笑顔をつくった。家の中で男は自分一人になり、しっかりしなければ、母親を支えなければと思い、それから一切人前で泣かなかった。逆境もつらいこともあったが、そのたびにこれはチャンスかもしれないと思うようにした。『きっと、何かいいことが起きる前触れだ』と」
引用元:https://www.minyu-net.com/
そして、佐々木宏さんは、慶應義塾大学法学部政治学科を卒業されています。
慶應義塾大学法学部政治学科の偏差値は70ほどということで、私立大学ではトップレベルです。
高校、大学のレベルを見ても、佐々木宏さんはとても頭が良かったことが分かりますね。
佐々木宏の家族構成は?
佐々木宏さんの家族について調査してみましたが、詳しい情報がありませんでした。
佐々木宏さんは現在66歳ということなので、ご結婚をされてお孫さんがいても不思議ではないと思われます。
しかしTwitterの投稿では、結婚をされていないような情報を発見しました。
佐々木宏さんがすごいのは、「24時間365日考え続けている」こと。正月くらい休みたいとか、嫁さんもらわないと、とか、そういう甘えが一切ない。だから、とんでもなく成長がはやい。(by 佐々木さんの元上司)
— 広告 (@copytaro) September 28, 2010
電通という会社に勤めていて、広告一筋で忙しい時代を過ごし、ご結婚どころではなかったのかもしれませんね。
また詳しい情報がありましたら、追記したいと思います。
佐々木宏(元電通マン)の年収は?
佐々木宏さんは電通から独立して、『シンガタ』という会社を17年間、そして形を変え『連』という会社を経営されています。
そして広告関係者なら、その名を知らない人はいないほどの日本屈指のCMクリエイターです。
そんな、佐々木宏さんの年収は3,000~5,000万ほどではないかと予想します。
佐々木宏さんが独立前に勤めていた電通の平均年収は、1,200万円ほどと言われています。
そして現在、佐々木宏さんは独立もされていて大手企業のCMやオリンピックの開閉会式の責任者なども務めています。
CMクリエイター以外の収入も考えられると思いますので、年収で3000~5000万ぐらいの収入があっても不思議ではないですよね。
あくまで予想ですので、情報が入りましたら追記していきたいと思います。
佐々木宏(元電通マン)が手掛けたCM作品がすごい!
佐々木宏さんは、電通時代から人気のCMクリエイターということで、これまで数々のヒット作品を世に送り出しています。
佐々木宏さんが、手掛けたキャッチコピーは、「ダメ。ゼッタイ。」の麻薬撲滅運動、や「第一志望は、ゆずれない。」の駿台予備校などがあり、35年経った今でも使われているそうです。
他のCM作品では、サントリー『BOSS』のCMでは矢沢永吉さんから宇宙人ジョーンズまで27年間、トヨタ自動車は33年間も携わっているとのこと。
そして、ソフトバンクの白戸家も13年間、本当に有名なCMが多いことに驚かされます。
CM以外でも、2016年のリオ・オリンピック閉会式の『安倍マリオ』も佐々木宏さんのアイデアだったそうです。
佐々木宏さんは、広告業界で本当に素晴らしい経歴を持ったクリエイターのようですね。
佐々木宏はSMAPとも関係が深い!
2018年7月、2020年東京五輪&パラリンピック開閉会式の演出陣が発表されたことにより、SMAPの再集結が噂されました。
その理由は、佐々木宏さんとSMAPの深い関係にあったようです。
SoftbankのCMには、2009年からSMAPが関わっており、『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)の最終回では、新しいCMが放送されていなかった時期にもかかわらず、SMAPのヒット曲『オリジナルスマイル』をBGMに、同社のSMAPのCM名場面を繋ぎ、件の“お父さん犬”に「さよならじゃ、ないよな」とつぶやかせた“新作”がオンエアされた。
引用元:https://topics.smt.docomo.ne.jp/
佐々木宏さんが2020年東京五輪&パラリンピック開閉会式に携わっていたことで、SMAPの再集結にも期待が高まっていたようです。
新型コロナウイルスの影響でオリンピックは延期されましたが、佐々木宏さんが関わっていたことでSMAPの再集結という可能性もあったのかもしれません。
そんな夢のような話が現実になっていたら、日本中が歓喜していたのではないでしょうか。
まとめ!
今回は佐々木宏さんについて詳しく調べてみました。
渡辺直美さんに対して差別的な演出を提案したことで辞任した佐々木宏さんですが、オリンピックには欠かせないほど重要な人物だったようです。
オリンピックの開閉会式で佐々木宏さんの演出が見れなかったのは非常に残念です。